廃車のときに請求される「リサイクル預託金」とは?内訳や返金条件などを解説
さまざまな素材が使われている車を廃車処理するには、特殊な技術や専門の施設が必要になります。廃車する際に多額の費用がかかることから、近年では車の不法投棄も増えています。車の不法投棄は、日本が抱える問題のひとつなのです。今回は車の不法投棄を防ぎ、適切に処理するための「リサイクル預託金」について説明していきます。
「リサイクル預託金」とは?
古くなった車は、状態がよければ買取してもらえます。しかし大きな事故で損傷がひどかったり、劣化が激しかったりすれば廃車しなければいけません。しかし車を廃車処分するのは、なかなか大変なものです。車には取り扱いが危険な素材やフロンガスなど、地球や人体に影響を与える物質が含まれているのです。
車を正しい方法や場所で解体・処分するには、ある程度のお金もかかります。車は適切に廃車処理しないと環境に悪影響を与えますが、業者の中には、費用を払いたくないために車を不法投棄したり海に沈めたりする悪徳業者もいます。
そこで政府は車を適切に処理し、リサイクルするための法律「自動車リサイクル法」を制定しました。「リサイクル預託金」ができたことで、車を廃車するときに掛かるお金を所持者が負担することになったのです。
現在では、車を買ったときには「リサイクル預託金」を支払わなければいけません。リサイクル預託金を支払うと、支払い証明であるリサイクル券が発行されます。リサイクル券は再発行できないので、失くさないように気を付けてください。
リサイクル券は、ABCDの4枚に分かれています。A券は支払い証明書、B券は廃車処理の際に提出するもの、C券は管理費用の支払い証明書、D券は控えです。金額や内容を確認するようにしましょう。
また、リサイクル預託金は車を所持する人がそのつど払うシステムになっています。車の持ち主が変われば、新しい購入者が支払うことになるのです。車を買取に出せばお金が返金されることも覚えておいてください。
リサイクル預託金の内訳とは?
リサイクル預託金は、商品の購入時に支払われ、環境保護活動に役立てられています。ここでは具体的な内訳をみていきましょう。
シュレッダーダスト料金
車は多種多様な素材を使ってできています。車を処分する際素材は細かく分解されますが、車に使われているガラスやゴムは、再び利用が可能なものです。素材を正しい方法で分解・処理し、リサイクルするためにかかる費用がシュレッダーダスト料金です。
フロン類料金
車のエアコンに使用されているフロンガスは、大気中に排出されるとオゾン層に悪影響を与えるものです。近年の地球の温暖化を避けるためにも、フロンガスは適切に処理しなければいけません。フロンガスは高温で処理し無害化させるため、特殊な技術や専用の施設が必要になります。フロン類料金は、フロンガスの処理に使用されます。
エアバック類料金
エアバックやシートベルトは、特殊な技術やシステムで作られています。処理するために特殊な技術や、処理場が必要になるのです。エアバックは、車の解体時に爆発する可能性もあるため、適切に処理されなければケガや事故の危険性も高くなります。エアバック類料金は、エアバックやシートベルトを処理するために使用されます。
情報管理費用
リサイクル委託金の情報管理にも多額のお金がかかります。膨大な量の所有者を管理するためには、しっかりとした電子システムが欠かせません。そのほかにもコールセンターや作業する人たちの人件費も必要です。情報管理費とは、電子システムや人件費にかかる費用のことです。
資金管理費
リサイクル委託金を集めたり、車の解体や処理に使用したりするのが資金管理費です。資金管理費用は改訂されることがあると覚えておきましょう。また、車は小型のものから大型のものまで大きさもさまざまです。廃車する際に出る廃棄物の量が多ければ多いほど処分にもお金がかかります。
軽自動車は7,000円〜1万6,000円、普通車や中型・大型トラックは1万円〜2万円弱、大型車は4万円〜5万円が目安だと覚えておきましょう。また、トレーラーや農業用機械など、一部の自動車はリサイクル預託金が免除されています。
リサイクル預託金は返金される?
リサイクル委託金は、車を売ったときには所有者に返金されます。廃車するときだけ、支払ったお金は戻ってきません。所持している車が廃車するときにリサイクル預託金が使われると覚えておいてください。
返却されるリサイクル委託金は、ほとんどの場合買取金額の中に含まれています。買取契約後に返金を求めても対応してもらえないことも多いので、見積もりを確認するようにしてください。
今まで乗っていた車を下取りに出し、新しく車を買ったときには下取りの金額に含まれることもあります。また廃車処理専門の業者に依頼した場合、廃車買取金としてある程度のお金が返金されることもあります。廃車処理の専門業者は、独自のルートを持っているため安い価格で車の解体や処分ができます。
まとめ
近年車の不法投棄が問題視されていますが、数多くの素材が使われている車は、適切に解体処分しなければいけません。さまざまな素材が使用されている車は、正しい方法で処分すれば環境汚染を防ぐだけでなくリサイクルにも役立ちます。愛用していた車を再び活用するためにも、リサイクル委託金についてしっかりと理解するようにしましょう。
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